妊娠したときに胃痛に苦しんだらどうすべきか

妊娠中に胃の不調で苦しむ人は少なくありません。これは国籍や時代を問わない共通項です。
 しかし、吐き気ではなく胃痛に苦しんだと言えば、男性にはピンと来ないものがあります。
 私もその口でした。しかし、知人女性の中にそれを実体験した人がおり、彼女から話を聞くことができました。今回はそれを紹介します。

 発端は胃痛だったと彼女は言います。何か悪いものでも食べたのかと訝しみながら病院へ行くと、医師から妊娠を告げられました。これには喜びと驚きが半々だったそうです。
 しかし、初めての妊娠となると、分からない部分が多々あり、また強烈な胃痛に苦しめられました。どうすればよいのか分からなくなった彼女は、ある意味で大先輩と言える実家の母親に、その方面の対策を尋ねたのです。
 答えはすぐに来ました。一日あたりの食事回数を増やし、よく噛んで食べろというのです。
 何でも、人間は空腹のときに胃痛を感じる傾向にあり、妊娠中は胃の働きが悪くなっているから、一度に大量の食物を口にしてもそれを受け入れられないのだそうです。
 言われてみれば何となく思い当たる節のあった彼女は、そのアドバイスを全面採用することに決めました。
 まず、食事の回数が通常の倍になりました。少量をよく噛んで食べる分には気持ち悪くならないし、そうすると胃痛も和らいだのです。
 すぐにつまめるものも多数常備しました。彼女は元々甘党でしたので、お菓子がメインです。チョコレートやあめ玉など、包みをとれば食べられるものが目につきやすいところに置かれました。そうするだけで心が何となく和み、ストレスが軽減されたのです。
 そんな生活を続けているうちに時間が経過し、安定期に入りました。そうすると嫌な意味での圧迫感は消え、平穏は戻りました。
 何かで苦しいときは、それを経験した人間から意見を聞き、それを参考にした方がよいと強く感じたと彼女は言います。
 私もその通りだと思いました。書物だけではつたわりにくい事柄というのは、世の中にはたくさんあるものです。